第69期王座戦挑戦者決定トーナメント 1回戦

(先手)深浦康市九段 VS 藤井聡太王位・棋聖

先手・矢倉 VS 令和急戦矢倉(雁木)

『将棋世界2024年5月号』であらきっぺさんが「プロ棋界の最新定跡」コーナーで矢倉VS急戦矢倉を取り上げていたので並べてみました。
あらきっぺさん命名の「令和急戦矢倉」が流行し始めた初期の頃の将棋で、後手は旧式の6二銀型です。

さすが、地球代表・藤井キラーの深浦九段。
ここも19連勝中だった藤井王位・棋聖を食ってしまいました。

新規棋譜50手
この棒銀が炸裂しそうですが、△4四角の反撃もあり、そう攻めたり受けたりするか?と教えてもらいたかった局面。

▲2四歩△同歩 
あっさり▲同銀だと△4四角なのでしょうと同時に銀が出た時に相手の駒に直接アタックしたいということなのでしょう、▲3三歩のたたき。
△同金▲2四銀△3四金(これが受けの形とのこと)

この後、2筋に成駒は作られたものの、終局まで飛車も成らせず、桂香も取られずに終わりました。
なるほどの受けです。




将棋ランキング